Corrections List  
『漢文解析』訂正一覧

  2014年春の初版出版においては、育文社、GHS卒生有志、GHS講師の方々、知人など多くの方にも校正をお手伝いいただき、万全を期したつもりでしたが、残念ながらいくつかの誤植がみつかっております。
 各版をお持ちの方は、お手数ながらご訂正願います。また、誤植を発見された場合は、ご面倒でも当HPフォームメールにてお知らせいただければ幸いです。


━━━「初版」→「二版」の訂正・修正箇所 
1.
 授業解説中にみつかった誤植です。H26.6
p. 216 下段・5行目
×「文意によって使役に読む」
    ↓  トル
◯「文意によって使役に読む」

2.
  読者から質問・指摘あり。26.8.24 blog〈12〉にて速報。
 GHSテキスト時の記述が修正されず残っていたため。
 以下の該当箇所を差し替えました。 H26.8


---------------------p.152 上段・9行目~17行目------------------------

  • では問います。一到はどうして「(精神を)集中
  • する」という意味になるのでしょうか?ここでこそ
  • 文法力の発揮です。精神は名詞であり、到は動詞で
  • す。「到達」「到来」「到着」という例でわかるよ
  • うに、(a)で出て来た至=到です。その基本的意味は
  • 「ある場所に向かう」ということですが、ここは他
  • 動詞で「~を向かわせる」であり、一は「一つ
  • 所に」という副詞(!)ですから、一到は「1点に~
  • を集中する」(=concentrate)となります。つまり、
  • 目的語精神が先置された、第3文型の強調形です。

----------------------------------------------------------------------------------

※本HPでも紹介していますが、『漢文解析』はGHSテキストから数えるとver.4にあたります。以前はこのように解析できなかったときもあったということなのです。元々何のお手本も、手がかりもなかったところから作り上げて来たため、ここまで何度となく修正・改正を行って来ている痕跡であり、上書きされずに残ってしまったものです。内容的にこのように修正いたします。

━━━「二版」H26.11以降にみつかった訂正・修正箇所
1.
 GHS生がみつけた明らかな誤りです。 H26.11

  • p. 45 上段・囲み
  • × Happily he did not died.
  •     ↓  
  • Happily he did not die.

2.
 受験生読者からの質問・指摘あり。H26.12
   p.260 上段 9行目

  • × 意味からは選択肢がと⑥
  •     ↓  
  • 意味からは選択肢がと⑥
  • 同 下段 8行目
  • ×合わせ技でが正解
  •     ↓
  • ○合わせ技で③が正解

お知らせいただきありがとうございました。

※この点はすでに、H12.11『医大受験』vol.5にて加筆・修正された解析文が掲載されており、編集担当にはそれとの差し替えをお願いしたはずでしたが、そのままになってしまいました。
 ご参照用に、『医大受験』vol.5の連載文のpdfファイルをDLできるようにしましたのでご参照ください。

LinkIcon『医大受験』vol 5漢文連載稿.pdf

3.
 読者AK様(都内在住・68歳)からのご指摘あり。
   p.84 上段 

  • × 我矛之堅
  •     ↓  
  • 我楯之堅

p.133 上段 

  • × 第1文型の自動詞が2つ
  •     ↓  
  • 動詞が2つ

p.183 上段 

  • × 如我民何 (路を失いていかんせん)
  •     ↓  
  • 如我民何 (我が民をいんかせん)

p.289 上段 

  • ×前掲書に詳細をゆずるとして
  • →削除 上記2と同じくH12.11発刊の『医大受験』vol.5の原稿の一部が更新させずに残ったものです。この時点では、『漢文解析』は発刊されておらず、予告の形としていた頃です。

直筆のお手紙にて、過分のご評価とともに、「完全な形にして友人に配りたい」との御厚意のもと精緻に校正していただきました。
まことにありがとうございました。

27.2.7記す